研修前に確認したい!オンラインでの認定スクラムマスター(CSM)研修参加方法まとめ

はじめに

こんにちは。1年ぶりの投稿となります。開発第3チームでスクラムマスターをしております3.141です。

2020年9月14日~18日の5日間を通して念願であった認定スクラムマスター(CSM)研修を受講し、見事認定スクラムマスターとして資格を取得しました。昨今の情勢により、オンラインでの研修という形で実施したため、普段の研修ではあまり考えられないような「オンライン研修ならではの苦労」というものがありました。
今回は、実際のオンライン認定スクラムマスター(CSM)研修がどのように行われたか?また、研修を受ける上でどの点が苦労したか?等、研修内容に直接触れない範囲で記載していこうと思います。
なお、私が受講した2020年9月に実施されたものとなりますので、月日がたったことで改善されている点や、トレーナーによって異なるツールや研修内容の可能性もあります。あらかじめご了承下さい。

今後もオンラインでの研修が多く開催されるかと考えておりますので、これをお読みの方が少しでも当日のオンライン認定スクラムマスター(CSM)研修をスムーズに受講できれば幸いです。

目次

  1. 認定スクラムマスター(CSM)とは
  2. 利用ツール
  3. オンライン研修
    1. 開催日時について
    2. 研修の進め方について
    3. 研修に関する資料について
    4. 宿題について
  4. 全体を通してのまとめ

認定スクラムマスター(CSM)研修とは

非営利団体『Scrum Alliance』というスクラムの認定機関が実施している公認研修・トレーニングです。日本では『Odd-e Japan』という会社が研修を主催しています。
こちらでScrum Allianceの認定スクラムトレーナーによるための世界標準の研修が行えます。習得可能な資格は、『認定プロダクトオーナー(CSPO)』『認定スクラムマスター(CSM)』『認定スクラムデベロッパー(CSD)』等があります。
今回はスクラムマスターの資格を取得したいので、CSMの資格を選択していたしました。

利用ツール

オンラインでの研修では下記のツールを利用いたしました。


Slack
 ビジネスチャットツール。
 研修時にURL等を資料共有したり、トレーナーの方に質問したりする際に利用する。
Zoom
 WEB会議ツール。
 カメラ機能をオンにしてビデオチャットを実施。
 研修時にはトレーナーの方が画面を写しながら説明したり、ブレイクアウトルーム(グループ分けされた部屋)でグループワークをする。
Miro
 オンラインホワイトボードツール。
 付箋を貼ったり書き込みをしたり、ホワイトボードに書き込む感覚で利用できるもの。このMiroのホワイトボードを5日間かけて全員共有して利用していく。


基本的な進め方としてはZoomやMiroで画面を見ながらトレーナーの方から説明を受けたり、グループワークを進めたりするのですが、ZoomとMiroを併用して使うのが非常に重い。
研修を行う1週間前に「事前セッション」というものを通じて「Zoomの接続ができるか?」や「Miroにログインできるか?」の動作確認はするのですが、動作確認用に作成されたページと実際使うページが異なることや、当日は全員ビデオをオンにした状態で実施する等、事前セッション時には気がつかない挙動の重さがありました。
一個人の感想ですが、研修時には回線速度やPCスペック等も考慮して、不安であれば仮想メモリ増設したり、別端末を用意したり参加することをおすすめいたします。(私は利用している端末のスペックが高くなかったため、ZoomとMiroとで端末を分けて実施しておりました。これでも1つの端末で実施するよりかは両ツールの挙動が安定いたします。)

また、ツールの使い方につきましてはMiroを普段利用したことがない場合は事前セッション以外に操作確認をすることをおすすめします。
トレーナーの方により研修内容は若干変わるかと思いますが、事前に使い方を確認しておいたほうが良い方法についてあげておきます。


・画像の貼り付け方法
 セッション開始時にまず自分のアバターの代わりに顔写真を掲載するタスクが発生いたしました。できて当たり前で進んでいくような箇所になるため、事前にスムーズにできるようにしておくことをお勧めします。
・付箋の作成方法、タグ付け方法
 作業をする上でかなり付箋を利用する場面が発生いたします。そのため、最低限付箋の作成や付箋にタグをつける方法を覚えておくと安心です。
・画像のグルーピング方法等
 付箋のグルーピングや、その他画像をグルーピングして別の場所に移動させることを研修中に何度かします。そのため、こちらの手順やショートカットキー等を覚えておくとスムーズです。

私が研修中に参考にしたMiroの利用使い方に関するサイトとなります。ツールの操作に意識が行ってしまい、肝心の研修がうまく進められないということにならないように準備をしておけば安心かと思います。
miroの使い方|基本操作やショートカット、応用テクニックを紹介します
Miroのショートカットまとめ

オンライン研修

開催日時について

2020年9月に実施された研修は14:00~18:15の時間帯で5日間かけて実施いたしました。日数に関しては会場に行って研修を受けるよりもかかりますが、移動時間がなく前後ぎりぎりまで仕事ができるという点はかなりのメリットだと考えております。
研修時間は大方時間通りには終了しますが、最終日を除きほぼ毎日宿題が出ます。(過去に実施したスクラムマスター研修のブログを見る限り、あまり触れられていない内容のためトレーナ―の方によりけりかもしれません。)
そのため、研修後に仕事をする気満々のスケジュールを組むと痛い目を見るので、研修後の時間は余裕を持ってスケジュールを組むことをお勧めします。

研修の進め方について

研修の進め方については大きく分けて2種類です。

1. トレーナーの方が全員に向けて説明をする講義形式
Miroで画面共有をしながら進めたり、Zoomで画面を写たりしながらトレーナーの方が説明を講義形式でしていきます。私が参加した研修では外国人のトレーナの方と日本人のトレーナーの方2名体制で、英語で説明されたものに対して翻訳をしていただいて受講する形式でした。
翻訳が入る分ワンクッションあるため、通常の日本語講師の方に説明していただくよりも時間がかかりますが、その時間を自分の中で内容を整理する時間に充てられたので個人的にはよかったと考えております。

また、実際講義した内容について実際に演習をするようなトレーニング等もあります。こちらは全員で同じ目的に対してトレーニングをして説明していくものとなります。
全員で行うトレーニングについてですが、発言の早い方がどうしても質問などをした際に聞いていただけているような印象を受けました。通常の研修に参加したことがあるわけではないのですが、挙手制ではない分早い者勝ちな部分もあります。そのため、発言は意識的に積極的にしたほうが良いと考えます。
また、グループワーク等でブレイクアウトルームに分けられてしまうと、トレーナーの方がブレイクアウトルームに入室しないと質問等がしにくい状態となります。(通常の研修であれば1つの部屋で実施しているため問題はない認識なので、オンラインならではの欠点な気がします。)
説明でわからない場合については、講義形式で全員がいるタイミングで確認することをお勧めいたします。

2. 5~6名で実施するグループワーク形式
1日目の時点で5~6名ほどの4グループに分けられ、以降グループワークをする際にはこちらのグループで実施いたします。研修中は半数以上がこのグループワーク形式で行われました。
私が参加した回では、スクラムマスター経験者と未経験者を分割し均等に割り振りをしたため、いろいろな職種の方とグループワークをする機会ができてとても勉強になりました。(普段社内開発をする立場なので、他職種の話を聞けたのも貴重な経験でした。)
グループワーク中はブレイクアウトルームに割り振られたら、与えられたタイムボックス内ですぐにグループワークを開始して、時間になったらすぐにブレイクアウトルームから戻されるためかなりのスピード感が求められます。
そのため、グループワークをする際に事前に何をしなければならないか?というのを明確にしておくことと、Miroの操作で手間取らないことが重要かなと考えております。

研修に関する資料について

基本的には資料はすべてMiro上に画像として張り付けてあったり、Slackで資料共有が行われます。今回のオンラインセッションでの利点としては、最終的にMiro上で作成したグループワークの内容含め、すべて共有がされるという点です。(通常の研修等では実際に作成したもの等はデータとして残らいない印象がありましたので、オンラインでよかったと思う点であります。)
これにより、資料を試験前に見返すことができたり、スクラムメンバーに資料共有がしやすかったりととても助かりました。
1点ほど資料に関して注意しておきたいところは、たまに資料が翻訳されていないものがあったり、日本語訳がちょっと不自然なものもあります。そちらに関しては自分でかみ砕いて理解するなりが必要となります。
但し、資料に関しては十二分にそのままでも利用できるので大きな心配はないかと考えております。

宿題について

ほぼ毎日宿題が出ます。「指定された記事を読んで事前にまとめる」ような比較的簡単なものもあれば、「2人1組でグループワークを行い課題として与えられた資料を作成する」等というものもありました。宿題にかかる時間は人によりけりかと思いますが、5分~30分程度かかります。研修の時間外で実施する形になるため、事前に時間をとれるようにしておくことをおすすめいたします。
Miro等はいつでも見れる状態ですので、お好みのタイミングで実施してもらえればと思います。(こちらにつきましても他のスクラムマスター研修のブログ記事等ではあまり乗っていない内容のため、トレーナーによりけりかもしれません。)

全体を通してのまとめ

今回オンライン認定スクラムマスター(CSM)研修を受講し、認定試験を受けたことでスクラムマスターに関する知識を再理解することができました。オンラインならではのデメリットもありましたが、それでも自宅で研修を受けることができたため普段研修に行くよりもリラックスした状態で受けたり、仕事の手を止めることなくできたと考えております。
引き続きオンライン認定スクラムマスター研修の募集が多くありますので、研修会場に行ってではなくオンラインでやりたいという方がいらっしゃいましたら、この機会に是非いかがでしょうか?
個人的に「調べてみたけれど意外と出てこなかった」点についてまとめましたので、少しでも次にオンライン認定スクラムマスター研修のお役に立てれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。